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西村家(旧清永家)住宅

 以前に煉瓦の防火壁ネタで、北九州市門司区にある「岩田家住宅」を紹介しました。門司の岩田家住宅は道路に面している部分以外全て煉瓦の防火壁で囲まれていて、周辺の建物が取り壊されていることもあり、その強固な守りがよくわかる状況でした。そんな状況によく似た物件を、熊本市の古い町並みが残る唐人町で見つけました。

 この物件は南側が道路に面しており、西側と東側に立派な煉瓦の防火壁を持っています。両隣が駐車場になってしまっているので、その煉瓦壁を近くからよく見ることができます。下の写真は東側を撮影したもの。建物の屋根の形に合わせて煉瓦壁が作られています。

西村家(旧清永家)の東側

 西側の煉瓦壁と建物の間には通路がつくられています。その為か、建物の形に関係なく矩形になっています。

西村家(旧清永家)の西側

 南側は道路、西と東は防火壁。では北側はどうなっているかというと、熊本城のお堀を経由してくる坪井川が流れています。下の写真は遠くから撮影したもので少し分かりづらいかと思いますが、西側の煉瓦壁が見えているので位置が分かるかと思います。

西村家(旧清永家)の北側の坪井川

 坪井川に面した部分は庭になっているようで、北側も“防火壁”と同様の効果はあるでしょう。

 この熊本市唐人町の物件ですが現地にはなんの案内板もなく、特に文化財になっている様子もありませんが、熊本県教育委員会が作った「熊本県の近代化遺産調査報告書」に西村家(旧清永家)として掲載されていました。それによると竣工したのは大正6年で、伝統的なつくりの中にもデザイン意識に満ちている貴重な近代数奇屋風書院とのこと。明治期から大正期にかけてここ唐人町は熊本市の繁華街になっており、多くの町家が軒を連ねていたそうです。現在も周囲には同時代のものと思われる建物が多く残っています。

特徴ある防火壁の端部分

 これは道路側に突き出た東側防火壁ですが、かなり凝った加工が施されています。門司の岩田家住宅にも同様の加工を見ることができますが、この時代のトレンドだったのでしようか。煉瓦の防火壁に詳しい方いませんか?(笑)
遺産探訪/建築・土木関連 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

出田眼科の前ですよね。
この辺り、坪井川物資搬送の拠点だったとか、、
街並みを保存すればすごく良い
観光資源にもなるとおもうんですけどね、、
どんどん取り壊されてて悲しいかぎりです
ここの通りにある古い屋敷を使った
カフェが好きでたまに行きます。

ごんた | 2006/12/07 9:30 AM
>ごんたさん

そうそう出田眼科の真前です。
同じ通りにあるカフェ、私も気に入ってます。実はこの時に初めていたのですが、古い建物をうまく使って雰囲気がいいカフェになっていますね。
ゴン太@管理人 | 2006/12/07 11:44 PM
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