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JR大畑駅

 熊本県八代市の八代駅から鹿児島県霧島市の隼人駅を結ぶJR肥薩線は、再来年の平成21年11月に開通百周年を迎えます。肥薩線(当時は鹿児島本線の名称)は、明治42年11月に難工事の連続だった人吉〜吉松間が開通したことによって全線が開通。これにより、門司から鹿児島までを鉄道が縦貫することになりました。

 難工事の連続だったという人吉〜吉松間は、当時の蒸気機関車にとって厳しい山越えのルート。少しでも機関車の負担を軽減すべく人吉〜吉松間35km区間にループが1つ、スイッチバックが2つ、トンネルが2つも造られました。今回紹介する大畑(おこば)駅は、そのループ線と連続するスイッチバックの途中に位置する珍しい駅で、このような駅は日本で唯一だそうです。また最近話題(?)の“秘境駅”などでも名前が挙げられていますね。

大畑駅 正面から
大畑駅舎

 木造の小さな駅舎ですが、周辺の風景にマッチしてよい雰囲気(雨じゃなければなあ…)。昭和61年から無人駅となっています。

大畑駅 ホーム側から
ホーム側から駅舎を見る

 本来は蒸気機関車のための給水・信号所として設置された駅で、旅客駅となったのは開業の1か月後。そのため集落からも遠く離れており、現在も周辺には全くと言っていいほど何もありません。本当に山の中にひっそりとある駅です。

大畑駅 改札口
改札口

大畑駅 給水塔
石組みの給水塔跡

大畑駅 あさがお型の湧水盆
ホームにある湧水盆

 ホームには顔を洗う為のあさがお型の湧水盆が残っており、今でもなみなみと水を湛えています。給水塔跡と共に蒸気機関車時代の遺産ですね。
 

 地図で見ると線路がループとスイッチバックを描いているのがよくわかると思います。

 この肥薩線の人吉〜吉松間は“日本三大車窓”に揚げられており、「いさぶろう号」と「しんぺい号」という観光列車も運行されています。今回は車で訪れたのですが、今度は天気の良い日に列車の旅で訪れたいものです。
遺産探訪/鉄道・橋梁関連 | permalink | comments(4) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

小さいながら、控えめながら、きちんとしたデザインですね。
下屋というか、裳階というか、と母屋とのバランスが良く
しかも機能との整合がうまくなされているように見えます。
給水等や湧水盆も見事ですね。
保存状態もよさそう。
これは文化遺産ですね。
赤か毛 | 2007/07/07 6:55 AM
>赤か毛さん
確かに生きている文化遺産とも言えますね。
駅舎と周辺の風景は、まるで映画のセットにでも
なりそうな“昔の風景”のでした。
ゴン太@管理人 | 2007/07/08 10:14 PM
ここ、小学生のころ、蒸気機関車のさよなら運行で行きましたよ!!
とはいっても、もう記憶は殆どないんですけどね、、
列車で行ってみたい、、家族さえその気になってくれれば(笑)
ごんた | 2007/07/17 3:21 PM
>ごんたさん
>蒸気機関車のさよなら運行
す、すごいじゃないですかあ!うらやましい経験ですね!

>家族さえその気になってくれれば
う〜ん。駅弁とかグルメネタでその気にさせるってのはどうでしょか(笑)。
ゴン太@管理人 | 2007/07/19 2:41 AM
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