2010.09.08 Wednesday
藤本発電所(廃)
個人的に“廃発電所が好き”ということもあり(笑)、九州ヘリテージでは今までに廃止された水力発電所を幾つも紹介してきましたが、今回紹介する藤本発電所はその中でも最新、今年の3月に廃止されたばかりの水力発電所です。
藤本発電所 2010年8月29日撮影
昭和29年12月、戦後の電力不足の中で熊本県八代市(旧坂本村)の球磨川に藤本発電所が完成。藤本発電所の取水施設として翌年3月に重力式コンクリートダムの荒瀬ダムも竣工します。熊本県企業局のWebサイトによれば、荒瀬ダムと藤本発電所とは約600mの導水トンネルで結ばれており有効落差は約16m。2機の発電機で最大出力18,200kw、年間供給電力は約74,66万7,000kwhを発電していました。完成当時は熊本県初の大規模なダムということで、ダム湖と合わせて観光地として随分賑わったといいます。私の母も子どもの頃に学校行事として見学に行ったと言っていました。
藤本発電所の門にはこんな張り紙も…
建設当初は県内に占める電力供給割合の16%を担っていましたが、平成14年度時点では1%弱にまで低下。近年はダムが河川環境へ与える影響などが懸念されるようになり、また主要施設の老朽化や水利権の更新などの様々な要因から、発電所は廃止、ダムは撤去されることになりました。
荒瀬ダム 2010年8月29日撮影
荒瀬ダムの上流側 対岸に取水口が見える
荒瀬ダムと言えば、撤去と存続を巡るニュースでご存知の方も多いと思います。水利権は今年の3月で失効していて、取水、発電は出来ないので現在ダムのゲートは全開。ダム本体の撤去は2012年度から始まるそうですが、藤本発電所については導水トンネルを含めて撤去・解体のスケジュールは未定のようです。
【参考・関連サイト】
「熊本県」> 企業局のホームページ
藤本発電所 2010年8月29日撮影
昭和29年12月、戦後の電力不足の中で熊本県八代市(旧坂本村)の球磨川に藤本発電所が完成。藤本発電所の取水施設として翌年3月に重力式コンクリートダムの荒瀬ダムも竣工します。熊本県企業局のWebサイトによれば、荒瀬ダムと藤本発電所とは約600mの導水トンネルで結ばれており有効落差は約16m。2機の発電機で最大出力18,200kw、年間供給電力は約74,66万7,000kwhを発電していました。完成当時は熊本県初の大規模なダムということで、ダム湖と合わせて観光地として随分賑わったといいます。私の母も子どもの頃に学校行事として見学に行ったと言っていました。
藤本発電所の門にはこんな張り紙も…
建設当初は県内に占める電力供給割合の16%を担っていましたが、平成14年度時点では1%弱にまで低下。近年はダムが河川環境へ与える影響などが懸念されるようになり、また主要施設の老朽化や水利権の更新などの様々な要因から、発電所は廃止、ダムは撤去されることになりました。
荒瀬ダム 2010年8月29日撮影
荒瀬ダムの上流側 対岸に取水口が見える
荒瀬ダムと言えば、撤去と存続を巡るニュースでご存知の方も多いと思います。水利権は今年の3月で失効していて、取水、発電は出来ないので現在ダムのゲートは全開。ダム本体の撤去は2012年度から始まるそうですが、藤本発電所については導水トンネルを含めて撤去・解体のスケジュールは未定のようです。
【参考・関連サイト】
「熊本県」> 企業局のホームページ
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この度の連絡で不快な思いをされた方には大変申し訳ございません。お詫び申し上げます。